9月7日よりバングラデシュから日本入国時の出国前検査が不要に
(バングラデシュ)
ダッカ発
2022年09月05日
日本政府は、9月7日午前0時(日本時間)以降、新型コロナウイルス感染症の変異株オミクロンが支配的となっている国・地域からの全ての帰国者・入国者については、3回以上接種を完了したことを証明する有効なワクチン接種証明書(注)を保持している場合、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めないことを発表した。バングラデシュからの入国者も当該措置の対象となる。
従前はバングラデシュから日本入国時には、有効なワクチン接種証明書の有無を問わず入国時の検査はなく、入国後の待機もなかったが、バングラデシュ出国前72時間前のPCR検査のみが必要だった(2022年5月31日記事参照)。これまでも、バングラデシュに出張に来た企業関係者が出国前のPCR検査で陽性となり、帰国できないケースが見受けられた。
8月の1日当たりの新型コロナウイルスの感染確認者数は平均216人と落ち着きをみせており、9月に入って日本からの出張者が増加している。9月7日以降、3回以上ワクチンを接種した証明書を有する場合、出国前PCR検査が不要になることを受け、日本からの出張者がさらに増加することが期待される。
(注)外務省「有効と認められる新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種証明書発行国・地域」。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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