バイデン米大統領夫妻、英エリザベス女王の死去に哀悼の意表明
(米国、英国)
米州課
2022年09月09日
米国のジョー・バイデン大統領とジル・バイデン大統領夫人は9月8日、英国のエリザベス女王が死去したことを受け、哀悼の意を表する声明を発表した。
大統領夫妻は声明で「エリザベス2世女王陛下は単なる君主ではなかった。女王は1つの時代を定義した。絶え間なく変化する世界の中で、女王は何世代にもわたって英国民にとって心を安定させる存在であり、安らぎと誇りの源だった。多くの英国民は、女王のいない英国を知らない」と述べた。
また「女王は、世界中の人々が個人的かつ直接的なつながりを感じられる初めての英国君主だった。人々はラジオで、彼女が若い王女として英国の子どもたちに話しかける様子を聞いたり、女王の戴冠式をテレビの周りに集まって見たり、女王の最後のクリスマス演説やプラチナ・ジュビリー(在位70周年を記念する式典)を携帯電話で見たりしただろう。女王は自らの一生を彼らのために捧げた」として、その貢献を称賛した。
バイデン大統領夫妻は、女王の比類なき威厳と節操が英国と米国の同盟関係を深め、「われわれの関係を特別なものにした」と述べた上で、2021年6月に英国で女王に歓待してもらったことを光栄に思うなどと、面会した際の思い出をつづった。声明は最後に「米国全土の人々の思いと祈りは、悲しみに暮れる英国および英連邦の人々とともにある。われわれは女王だけでなく、親愛なる母、祖母、曾祖母を失ったロイヤルファミリーに深い哀悼の意を表する。女王の遺産は英国史および世界の物語の中に大きく刻まれるだろう」と述べている。
バイデン大統領は声明発表後、夫人とともに在米英国大使館を弔問に訪れて記帳した。ホワイトハウスには半旗が掲揚された。
(片岡一生)
(米国、英国)
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