バイデン米大統領、新型コロナのパンデミック収束や台湾防衛を明言、米TVインタビュー

(米国、中国、台湾、ロシア、ウクライナ)

米州課

2022年09月21日

米国のテレビ局CBS918日、「60ミニッツ(60 Minutes)」(注)で、ジョー・バイデン米大統領に実施したインタビューの内容を放映した。

バイデン大統領は、8月の消費者物価指数が前年同月比8.3%の上昇となったこと(2022年9月14日記事参照)に関し、「高いインフレ率を記録していることはわかっている。しかし、ここ数カ月は急上昇しておらず、基本的になだらかだ。その間、われわれは雇用を創出し、物価は上がったがエネルギー価格に関しては下がった。1,000万人の新規雇用を生み出している。これは(経済を回復させる)過程なのだ」と述べ、自身の経済政策が一定の成果を上げていることを強調した。

デトロイトオートショーの3年ぶり開催(2022年9月15日記事参照)に関連して、「われわれは依然として新型コロナウイルスの問題を抱え、それに関し多くの仕事をしている。しかし、パンデミックは終わった。誰もマスクを着用していない」と語った。

また、鉄道業界の労使が20時間に及ぶ交渉の末、暫定合意を締結したこと(2022年9月16日記事参照)に関し、バイデン大統領は「もし労働者側がストライキを起こしていたら、この国のサプライチェーンは急停止し、本当の経済危機を目の当たりにしただろう」と述べ、ストライキ回避に安堵(あんど)の様子を見せた。ウクライナ戦争については、「ウクライナは、米国やわれわれの同盟国が提供している多大な援助と、国民の信じられないほどの勇気と決意によって戦争に負けておらず、特定地域では成果を上げている。ウクライナ戦争での勝利とは、ウクライナからロシアを完全に追い出し、主権を認めることだ。しかし、ロシアが損害を与え、市民や罪のない人々が殺害されている状況を勝利とみなすのは非常に難しい」と語った。

中国と台湾の問題について、「われわれは、『1つの中国』政策と、台湾が独立を自分たちで判断することに関して合意している。しかし、前例のない攻撃が行われた場合は、米軍は台湾を防衛する」と明言した。2024年大統領選挙への立候補については、「その決定をするのは時期尚早だ。自分は今、仕事を遂行するだけだ。自分は再び出る意思を持っているが、それは意思にすぎない。決意はまだ固まっていない」と述べた。

(注)1968年から放送されているCBSのドキュメンタリー番組。

(片岡一生)

(米国、中国、台湾、ロシア、ウクライナ)

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