世界最大規模のゲーム展示会Gamescom、3年ぶりにリアル開催

(ドイツ、日本)

デジタルマーケティング課

2022年09月05日

世界最大規模のゲーム展示会「ゲームズコム(Gamescom)2022外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が82428日、ドイツ・ケルンで開催された。主催者の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、新型コロナ禍の影響にもかかわらず、53カ国から約1,100の出展があり、そのうち4分の3がドイツ国外からの参加だった。来場者数は2019年の373,000人(2019年8月30日記事参照)には及ばなかったものの、100カ国以上から265,000人が会場を訪れた。また2020年、2021年のオンラインのみでの開催期間を経て、オンラインプログラムも充実しており、827日夜の時点で全オンラインプログラム合わせて延べ13,000万回以上の視聴回数、オープニングライブだけで1,200万回の視聴回数を記録した。   

ゲームズコムは、ビジネス関係者向けの会場と一般来場者向けの会場に分かれている。今回はビジネス関係者向け会場に、映像産業振興機構(VIPO)の支援により、日本のインディゲーム(個人や小規模チームが制作するゲーム)を紹介するジャパンパビリオンが設置された。ジャパンパビリオンでは集英社ゲームズ、講談社ゲームクリエイターズラボなどが支援するゲーム作品が紹介されたほか、来場するパブリッシャーらに日本酒もふるまわれた。一般来場者向けに作品を展示していた日本のインディゲーム事業者からは、数多くの来場者に手ごたえを感じているとのコメントもあった。

会期中は、東京ゲームショウでも使用されるマッチングプラットフォームMeetToMatch外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますなどを通じて、多くの商談も行われた。主催者によれば、ビジネス関係者の来場は、2019年と同水準の25,000人超だった。

次回のゲームズコムは202382327日にケルンで開催の予定。

写真 入場を待つ人々で長蛇の列ができた(ジェトロ撮影)

入場を待つ人々で長蛇の列ができた(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオンが出展(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンが出展(ジェトロ撮影)

(牧野直史)

(ドイツ、日本)

ビジネス短信 22a130ea3c467b9a