米食品卸しのフォーチュン・フィッシュ、シカゴでシーフードショー開催

(米国、日本)

シカゴ発

2022年08月10日

米国の高級レストラン向け卸売業者のフォーチュン・フィッシュは82日、シカゴ市内のマコーミックプレース展示場で、レストラン・食品関連の見本市「シカゴ・シーフード・アンド・スペシャリティーフードショー 2022」を開催した。チーズやハム、水産品・水産加工品、牛肉、調味料、チョコレート菓子などが出品され、300社を超える事業者が出展した。

フォーチュン・フィッシュは2001年に設立された卸売業者で、高級レストランやホテル、カントリークラブ、食品スーパーなどに数千種類の食材を調達・販売している。イリノイ州をはじめ中西部に複数の拠点を置き、ブリやウニ、しょうゆなど日本から輸入または現地加工された日本の水産品・水産加工品、調味料などを数多く取り扱っているのが特徴だ。今回の見本市には、同社が商品を取り扱う企業が出展し、来場客にはサンプルがふるまわれた。

写真 多くの来場客でにぎわう会場(ジェトロ撮影)

多くの来場客でにぎわう会場(ジェトロ撮影)

多種多様な水産品を展示

今回の見本市は、シーフードショーと銘打ったこともあり、すし用のマグロやサーモンのほか、イエローパーチやホワイトフィッシュといったミシガン湖で水揚げされた淡水魚、米国産養殖ウナギのかば焼き、キャビアなど、水産品や水産加工品の展示が充実していたほか、しょうゆや焼き肉のタレといった調味料など日本食品も一部見られた。また、出展者から「今後、サステナビリティーを意識する世代に向けて、養殖水産品のラインアップも拡大していきたい」との声が聞かれたほか、会場内のステージではカキの殻むきコンテストやマグロの解体ショーが行われ、会場をにぎわせた。

写真 水産品、調味料、スイーツなどのさまざまな展示(ジェトロ撮影)

水産品、調味料、スイーツなどのさまざまな展示(ジェトロ撮影)

写真 カキの早むきコンテスト(ジェトロ撮影)

カキの早むきコンテスト(ジェトロ撮影)

小林大祐

(米国、日本)

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