カナダ・オンタリオ州政府、堆肥化可能な食器メーカーの工場建設支援

(カナダ)

トロント発

2022年08月18日

カナダのオンタリオ州政府は812日、使い捨て食器メーカーのグリーンリッド(本社:オンタリオ州トロント)が1,480万カナダ・ドル(約154,660万円、Cドル、1Cドル=約104.5円)以上を投じて進める製造設備と研究開発を兼ね備えた新製造施設建設に対し、支援を行うことを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。新施設は同州ダンドークに建設される。オンタリオ州政府は、2019年に州内指定地域の経済開発を目的に設置した「地域開発プログラム」のうち「南西オンタリオ開発基金」を通じて50Cドルを拠出する。

グリーンリッドは、皿やコーヒーカップ、容器のふたなど、主に使い捨て商品を食物繊維、麦わらなどの堆肥化可能な原料で製造している。北米の14,000以上の店舗へ商品を供給しているが、製造は中国で行っていることから、今回の投資によって生産とサプライチェーンをオンタリオ州へ戻す予定という。

カナダでは、6月に連邦政府が「使い捨てプラスチック禁止規制」を公表し、外食持ち帰り用容器など6商品分野への使い捨てプラスチックの製造や輸入が20221220日付で禁止となる(2022年6月28日記事参照)ことから、同社製品のような非使い捨てプラスチック商品の需要が高まっている。

オンタリオ州のダグ・フォード首相は記者会見で「グリーンリッドの投資は、オンタリオ州経済に対するさらなる信任投票であり、ビジネスの成長と労働者の繁栄にとって、これ以上の場所はないことを示している。この『メード・イン・オンタリオ』のサクセスストーリーを支援し、グリーンリッドのサプライチェーン全体が再び故郷に戻るのを見ることができるのは、とても喜ばしい」と述べた。

また、グリーンリッドのモーガン・ワイアット最高経営責任者(CEO)は「オンタリオ州政府の支援によって、当社の最先端の『非木材繊維製造・イノベーションセンター』は、オンタリオ州の農業繊維廃棄物から、環境負荷が低く高付加価値の堆肥化可能製品を開発することに特化した場所となり、オンタリオ州の持続可能性と経済開発の目標をさらに推進することになる」と述べた。

オンタリオ州政府は2019年以降、「地域開発プログラム」を通じて、グリーンリッドのような60の企業・団体に6,600Cドルを拠出しており、これが産業界からの71,600Cドルの投資を支援し、1,200人以上の雇用の創出につながっているとしている。

(飯田洋子)

(カナダ)

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