長期留学生用のビザ申請受け付けを再開
(中国)
北京発
2022年08月24日
在日中国大使館は8月22日付で通知を発表し、2022年8月24日午前0時から、有効なAPECビジネストラベルカードを有する者および有効な留学居留許可を持つ者は、中国入国のためのビザを再申請する必要がなく、上記の書類を所持していれば入国できるとした。また、8月23日付で中国入国ビザ申請に必要な資料を更新し、長期留学生用のX1ビザの申請受け付けを再開するとした。
留学生の中国への入国については、2020年3月26日に外交部および国家移民管理局より出された「現在有効な訪中ビザや居留許可を有する外国人の中国への入境を暫定的に停止する公告」によって、同年3月28日午前0時から停止されていた(2020年3月27日記事参照)。その後、駐在員やその家族、新規赴任者については入境停止措置が解除され、ビザ申請に当たっての規制も緩和されたが、留学生の中国入国停止や留学ビザの発給停止の状況は継続していた。
在中国日系企業の団体である中国日本商会は、2022年6月17日に王毅国務委員兼外交部長と孔鉉佑駐日中国大使に対して送付した「日中往来に関する中国政府への要望書」において、要望の1つとして日本人留学生に対する留学ビザの発給再開を求めていた。
(小宮昇平)
(中国)
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