7月の自動車販売台数、前年同月比29%増

(インドネシア)

ジャカルタ発

2022年08月12日

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)は811日、7月の国内自動車統計を発表した。7月の販売台数(卸売り)は86,256台で、前年同月比で約29%増となった(添付資料表参照)。202217月の販売台数合計は561,287台で、前年同期比では22%増加だった。

販売台数をブランド別にみると、首位はトヨタの29,326台(前月比約7%増)で、7月販売台数に占めるシェアは約34%だった。ダイハツは15,935台(約6%減)、ホンダは9,599台(約6%増)、三菱自動車は8,023台(約70%増)となっている。

7月の自動車生産台数は118,428台(前月比約0.2%減)、完成車の輸出台数は43,874台(前月比約10%増)だった。

ガイキンドのクク・クマラ事務局長は、販売台数が前年同月比で増加したことを受け、「インドネシアの自動車産業は『新型コロナウイルス禍』以前の状況に戻りつつある」と指摘している(「ビスニス」810日)。

大型自動車展示会が開催

自動車販売の追い風として期待されているのが、首都ジャカルタ近郊で811日から21日まで開催される自動車展示販売会「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」だ。主催者によると、トヨタや日産、韓国の現代自動車など25のブランドをはじめ、ディーラーなど自動車関連産業からも100社以上が出展予定だ。同展示会では屋内に電気自動車(EV)専用のテストコースが設置され、トヨタや三菱自動車、中国の東風小康汽車(DFSK)など11ブランドのEVを試乗することが可能だ(ガイキンドプレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(上野渉)

(インドネシア)

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