米加州登録有権者の6割超がバイデン、トランプ両氏の2024年大統領選立候補に「反対」、大学世論調査

(米国)

サンフランシスコ発

2022年08月26日

米国のカリフォルニア大学バークレー校政治学部政府研究所(IGS)は819日、2024年大統領選挙に関する世論調査結果を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。カリフォルニア州の登録有権者9,254人を対象に8915日に行われた同調査では、ジョー・バイデン大統領の2期目立候補について、61%が「反対」、31%が「賛成」、8%が「どちらでもない」と回答した。また、ドナルド・トランプ氏の立候補に関しては、71%が「反対」、25%が「賛成」、4%が「どちらでもない」と回答した。

バイデン大統領が立候補しない場合、民主党の第1あるいは第2候補者として誰を選ぶかとの問いに、予備選挙で民主党候補者に投票した有権者(注)の25%が、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事を選んだ。ニューサム知事はこれまで、2024年大統領選への立候補がうわさされる度にその可能性を否定している。バーモント州のバーニー・サンダース上院議員(18%)、カマラ・ハリス副大統領(18%)、ピート・ブティジェッジ運輸長官(13%)がこれに続いた。共和党の候補者について誰を選ぶかの問いには、トランプ氏を除いた場合、共和党支持者の53%がフロリダ州のロン・デサンティス知事を選んだ。トランプ氏を含めた場合、トランプ氏が38%で最も高く、続いてデサンティス知事が27%の支持を集める結果となった。

カリフォルニア州有権者約2,194万人の支持政党別の割合は、2022523日時点で民主党46.77%、共和党23.93%、支持政党なし22.71%、その他6.59%となっている。20年前(2002219日時点)は、民主党支持44.98%、共和党35.04%、支持政党なし14.76%、その他5.22%だった。20年前と比較すると、民主党支持の割合は大きな変化がないのに対し、共和党支持の割合は11ポイント減少し、支持政党なしの割合が8ポイント近く増えている。

(注)支持政党を持たない有権者も回答者に含む。

(田中三保子)

(米国)

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