サル痘感染予防徹底を呼び掛け、発熱時などは要検査

(カンボジア)

プノンペン発

2022年08月04日

カンボジアでは、722日にタイから不法入国したナイジェリア人男性(27歳)がカンボジア初のサル痘感染症例として報告されている。男性はプノンペン市内のクメール・ソビエト病院で治療を受けており、接触者については現在調査中だ。保健省は525日付(その後711日付、24日付で再通知)で「No.161サル痘感染予防に関する通知」を出し、せっけんによる手洗いやアルコール消毒、マスク着用など衛生管理の徹底や、患者または濃厚接触が疑われる人との接触を避け、濃厚接触や感染が疑われる場合は最寄りの医師への相談や、相談ホットライン(115番)への電話相談を呼び掛けている。

保健省の724日付再通知によると、濃厚接触者となった場合でも特段の症状がなければ、濃厚接触日から起算して21日間、他の人との接触を避けることで、通常の生活を継続できる。一方、発熱を伴うかゆみなどの症状がある場合は、直ちに医師の診断を受け、陰性の検査結果が出るまでは隔離されることになる。

また、入国時の水際対策として、保健省は、旅行者のうち発熱を伴う発疹または膿疱(のうほう)があり、サル痘が流行しているアフリカ諸国(ベナン、カメルーン、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、ガボン、ガーナ、コートジボワール、リベリア、ナイジェリア、コンゴ共和国、シエラレオネ、南スーダン)への旅行歴がある場合、検疫監督官に報告した上で相談ホットライン(115番)などへ連絡することを義務付けている。728日時点で上記の国からの旅行者に対する入国制限はない。

プノンペンの病院関係者によると、現時点でサル痘治療のための国による専門病院の指定はなく、各病院で患者受け入れ態勢を検討している状態だ。治療については、対症療法を行うことになるだろうとコメントしている。

(春田麻里沙)

(カンボジア)

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