英政府、食品関連の消費者調査結果を公表
(英国)
ロンドン発
2022年08月22日
英国食品基準庁(FSA)は8月10日、食品に関する消費者調査である「Food and You 2」の最新の調査結果(Wave 4)を公表した。調査結果によると、消費者が食品に関して懸念を抱いている上位3項目が、「食品廃棄」「食品中の砂糖含有量」「動物福祉」とされている(添付資料図参照)。また、回答者の92%が「購入する食品は安全」、回答者の86%が「食品ラベルの情報は正確」との考えを示した。調査結果ではそのほか、食料安全保障、外食・持ち帰り料理、食品アレルギー、家庭での食事、持続可能性と環境影響の視点での食品購入など、食品関連の幅広い項目に関する回答が取りまとめられている。
エイミー・マイルズFSA長官は「本調査は、食の安全に関してFSAが果たすべき中心的な役割について重要な洞察を与えるだけではなく、持続可能性、食料安全保障、日常的に消費する食料など、食関連の論点に対する人々の認識と行動の詳細な現況を提供してくれる」としている。
「Food and You 2」はイングランド、ウェールズ、北アイルランドの成人を対象とした、食品の安全やその他の食品関連項目に関する意識、姿勢、行動を聞き取る調査で、FSAが年に2回実施している(2021年11月11日付地域・分析レポート参照)。今回の調査結果では、2021年10月から2022年1月までの間に4,026世帯の5,796の成人から得られた回答が取りまとめられている。
(飯田俊平)
(英国)
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