2022年7月の消費者物価指数上昇率は7.6%、14年ぶりの高水準続く
(タイ)
バンコク発
2022年08月12日
タイ商務省が8月5日に発表した2022年7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比で7.6%だった。エネルギー製品や公共料金の値上がりに加え、食品価格の値上がりも継続したことで、3カ月連続で約14年ぶりの高水準を記録した。他方、前月と比べてガソリン価格が下落したことで、前月(7.7%上昇)から伸びは若干鈍化した。
品目別の上昇率では、食品・非アルコール飲料(8.02%)、コメ・小麦・穀物製品(マイナス1.40%)、総菜(8.58%)、外食(8.43%)、医療費(0.95%)、通信費(マイナス0.08%)、生鮮食品(7.76%)、エネルギー(33.82%)、電気・燃料・水道(43.47%)、公共運賃(5.07%)、車両燃料(14.63%)など。一部品目でマイナスがみられるが、おおむね上昇を示しており、振れ幅の大きいエネルギーと生鮮食品を除くコア指数は2.99%上昇と、前月(2.51%)から伸びが加速した。
(藤田豊)
(タイ)
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