IMF、ロシアの経済見通しを上方修正

(ロシア、世界)

欧州ロシアCIS課

2022年08月03日

IMF726日、世界経済見通しを発表した。2022年におけるロシアの実質GDP成長率の予測が、4月時点のマイナス8.5%からマイナス6.0%に引き上げられた(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

上方改定の要因として、IMFのピエール・オリビエ・グランシャ経済顧問兼調査局長は、a.ウクライナへの軍事侵攻開始後に導入された、金融安定化を目的とした政策が機能し、ロシア経済を下支えていること、b.上半期において、石油・ガス輸出により多額の収入を得たこと、を挙げている。(「タス通信」726日)。

他方、グランシャ経済顧問兼調査局長は、ロシア経済において深刻な景気後退が見込まれることを念頭におく必要があると強調した。また、ウクライナへの軍事侵攻を受けた西側諸国による対ロ経済制裁により、ロシアにおける生産がさらに落ち込む可能性があると指摘した。

他機関の経済見通しでは、ロシア中央銀行は2022年における実質GDP成長率をマイナス6.0%~マイナス4.0%(722日発表)、経済発展省はマイナス7.8%(「タス通信」727日)と予測している。

IMFは、2022年における世界全体の実質GDP成長率予測を3.6%(20224月時点)から3.2%に引き下げている(2022年7月28記事参照)。

(宮下恵輔)

(ロシア、世界)

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