ブラジル政府や日系団体、安倍元首相へ哀悼の意表明

(ブラジル、日本)

サンパウロ発

2022年07月13日

ブラジル外務省は78日、安倍晋三元首相の死去について、日本政府と日本国民への哀悼の意とともに、安倍元首相への暴力的な攻撃に対する強い非難を表明した。ジャイール・ボルソナーロ大統領も78日付公式ツイッターを通じ、哀悼の意を示した。連邦政府は78日付政令11.125号を即日施行し、同日から3日間、国内全土で喪に服すことを定めた。

ブラジル外務省によれば、安倍元首相は在任中、日伯関係強化や2国間の戦略的でグローバルなパートナーシップの構築に尽力したとたたえた。

また、安倍元首相は常に自らブラジルと対話してきたことを挙げ、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック閉会式への出席は2国間の友情を象徴していると述べた。20148月に安倍元首相がブラジルを公式訪問外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした際には「日伯戦略的グローバルパートナーシップ構築に関する共同声明」が公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますされた。また、経済分野ではブラジル公式訪問に際し、ブラジルにおける薬事規制の審査迅速化を目指して「日ブラジル医療分野規制セミナー」が開催された(2014年8月14日記事参照)。主要な現地日系団体である、ブラジル日本文化福祉協会のヘナト・イシカワ会長も同協会の78日付公式サイトで哀悼の意を示している。

(古木勇生)

(ブラジル、日本)

ビジネス短信 f451923b9430c289