サンパウロ州、商品流通サービス税(ICMS)の上限設定受け入れで、市中のガソリン価格が低下

(ブラジル)

サンパウロ発

2022年07月07日

ブラジルのサンパウロ州は6月27日、ガソリン価格に課している商品流通サービス税(ICMS)を25%から18%に変更すると発表した。同州政府は、この度の変更により、消費者にとって1リットル当たり約0.48レアル(約12.48円、1レアル=約26円)の削減効果が見込まれると見込む。

これは、6月23日に施行した憲法補完法194号/2022により、商品流通サービス税(ICMS)の税率に上限を設けたことを踏まえたもの(2022年6月30日記事参照)

ジェトロがサンパウロ市内のガスリンスタンドの価格表を同州政府の発表前後で比較したところ、同じガソリンスタンドでガソリンは1リットル当たり約1レアル低下したことが確認できた。

写真 サンパウロ市内、ペトロブラスのガソリンスタンドの価格表(7月1日)。ガソリン価格は上から2番目に表示されている(ジェトロ撮影)

サンパウロ市内、ペトロブラスのガソリンスタンドの価格表(7月1日)。ガソリン価格は上から2番目に表示されている(ジェトロ撮影)

写真 サンパウロ市内、ペトロブラスのガソリンスタンドの価格表(6月24日)。ガソリン価格は上から2番目に表示されている(ジェトロ撮影)

サンパウロ市内、ペトロブラスのガソリンスタンドの価格表(6月24日)。ガソリン価格は上から2番目に表示されている(ジェトロ撮影)

(古木勇生)

(ブラジル)

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