免疫学会、「BA.4」「BA.5」対策で新型コロナワクチン3回目接種の重要性説明
(ブラジル)
サンパウロ発
2022年07月06日
ブラジル保健省傘下のオズワルドクルス財団によると、7月1日時点の新型コロナウイルス新規感染者数(7日間移動平均)は5万8,700人だった。4月27日時点では同1万2,434人(2022年6月3日記事参照)で、徐々に増加している。
7月4日付CNNブラジルによると、ブラジル免疫学会(SBIM)に所属する感染症学者のヘナト・クフオリ氏は、オミクロン株の新派生型「BA.4」や「BA.5」へは、2回の新型コロナワクチン接種では不十分で、「3回目接種が重要との理解が国民の間に十分浸透していないことが課題」と説明した。
オズワルドクルス財団によると、7月1日時点の全国のワクチン接種割合は、2回目接種済みが79.26%に対し、3回目接種は50.17%にとどまっている。
(古木勇生)
(ブラジル)
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