国土交通部、セマングム国際空港建設事業の基本計画を告示

(韓国)

ソウル発

2022年07月01日

韓国国土交通部は6月30日、全羅北道(ソウル特別市の南南西)に建設予定の「セマングム国際空港開発事業」の基本計画を告示した(下記に概要、添付資料図参照)。

【セマングム国際空港開発事業概要】

  • 位置・面積:全羅北道群山市セマングム地域・340万3,054平方メートル
  • 主要施設:滑走路(2,500メートル×45メートル)1本、駐機場(3万4,596平方メートル、5機の航空機の駐機が可能)、旅客ターミナル(1万5,010平方メートル)、貨物ターミナル(750平方メートル)、安全施設、侵入道路など。
  • 事業期間・事業実施者:2020年~2028年・国土交通部
  • 総事業費:8,077億ウォン(約807億7,000万円、1ウォン=0.1円)
  • 今後の予定:設計着手(~2022年末)、着工(2024年)、竣工(2028年)、開港(2029年)

同部では、2058年時点の年間旅客需要を105万人、貨物需要を8,000トンと見込んでいる。済州島などの国内線のみならず、日本、中国、東南アジアを含む国際線運航も可能となり、セマングム地域がグローバルビジネスの中心として、地域の競争力確保に寄与すると期待している。

(当間正明)

(韓国)

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