タイ国鉄と中国ラオス鉄道の貨物積み替え施設が完成

(ラオス、タイ)

ビエンチャン発

2022年07月07日

ラオス・タイ第1友好橋近くに位置するタナレーンドライポート(2020年7月13記事参照)で71日、タイ国鉄と中国ラオス鉄道の貨物積み替え施設の完成式典が行われた。式典では、中国ラオス鉄道からタイ国鉄へのコンテナ荷役作業のデモンストレーションが行われた。

これまで、同ドライポートには、メーターゲージ(軌間1,000ミリ)を採用するタイ国鉄が接続し、貨物の積み降ろしやトラックへの積み替えが行われていた。一方、標準軌(軌間1,435ミリ)を採用する中国ラオス鉄道は、同ドライポートから実測で約10キロ離れた貨物駅のビエンチャン南駅までしか開通しておらず、タイ国鉄と中国ラオス鉄道間の貨物の積み替えにはトラック輸送が必要だった。

今回、ラオス中国鉄道社(LCRC)の投資で、中国ラオス鉄道の線路がビエンチャン南駅から2.8キロメートル延伸され(注)、同ドライポートの貨物積み替え施設に乗り入れた。これにより、タイ国鉄と中国ラオス鉄道間の貨物の積み替えを同じ場所で行うことが可能となった。施設完成により、中国雲南省昆明とタイ中部レムチャバン港間の鉄道輸送時間は1日短縮され、輸送コストも20%以上削減できるという(71日新華ニュース)。

なお、タナレーンドライポート社によると、これまで使用されていたビエンチャン南駅は閉鎖され、全ての鉄道貨物はタナレーンドライポートで積み降ろしが行われることになるという。

写真 中国ラオス鉄道(右)からタイ国鉄(左)へのコンテナの荷役作業(ジェトロ撮影)

中国ラオス鉄道(右)からタイ国鉄(左)へのコンテナの荷役作業(ジェトロ撮影)

(注)ビエンチャン南駅とドライポートの2地点間をトラックで走行すると、実測10キロの距離があったが、鉄道の場合は直線で結ぶことが可能なため、2.8キロの延伸で2地点間が接続された。

(山田健一郎)

(ラオス、タイ)

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