長沙市地下鉄6号線が開通、空港・市街間のアクセス向上

(中国)

武漢発

2022年07月04日

中国の湖南省政府は6月28日、長沙市の地下鉄6号線が開通し、運行を開始したと発表した。6号線は謝家橋駅~長沙黄花国際空港T1T2駅間の約48キロを結び、区間内の駅は34駅。これは長沙市地下鉄の中で最長で、駅数も最多となる。また、6号線は望城区、岳麓区、開福区、芙蓉区、雨花区、長沙県の6つの行政区域を通っており、その多くが長沙市の中心部の地域だ。沿線には病院や大学も多く存在する。

今回の6号線開通で最も注目されるのは、長沙黄花国際空港へのアクセスが改善された点だ。これまで、長沙黄花国際空港へは地下鉄のアクセスはなく、長沙鉄道南駅からリニア鉄道のみだった。今回の6号線開通により、空港・市街間のアクセスが改善し、長沙市の中心部から空港まで6号線1本でアクセスできるようになった。また、6号線の途中駅では既存の地下鉄1号線から5号線までの5路線に乗り換えが可能になっている。

6号線開通により、長沙市地下鉄の総延長は約209キロとなったが、地下鉄網の拡充は今も続いている。現在、雲塘駅と汽車東駅を結ぶ地下鉄7号線が2027年の開通を目指して建設されている。

(楢橋広基)

(中国)

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