新型コロナワクチン未接種でも入国時の隔離不要に

(カンボジア)

プノンペン発

2022年07月21日

カンボジアでは711日から、新型コロナウイルスワクチン未接種(注1)の旅行者に対する入国規制を緩和し、これまで求めていた保健省が指定するホテルでの7日間の隔離が不要となった(78日付観光省 notification No. 278)。

ワクチン未接種の場合の入国時の手続きは以下のとおり。

1.入国時に抗原検査を実施する。検査料は外国人は15ドル。

a. 陰性であれば、隔離なしで旅行を継続することが可能。

b. 陽性でも軽症の場合は、標準手順書(SOP、注2)に従って自宅などで隔離・療養が可能。かかる費用は旅行者の自己負担。

c. 陽性でかつ重症の場合は、新型コロナウイルス感染症の治療施設として指定されている医療機関で治療を受ける必要がある。かかる費用は外国人は自己負担。

2.ワクチン未接種の旅行者は、カンボジア国内のワクチン接種センターで接種(費用は無料)することを推奨。

ワクチン接種完了済みの場合は、その旨を証明する書類を提示することで、入国後の隔離や抗原検査、陰性証明書の提出が引き続き不要となっている(2022年5月2日記事参照)

(注1)未接種者と、ワクチンの効果を得るために最低限接種すべき回数(ほとんどのワクチンは2回)を接種していない者(在カンボジア日本大使館外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(注2SOPは無症状や重症度が低い患者が自宅隔離をするための手順書。患者は寝室と浴室を家族とは別にしなければならず、電話を用いて医者の診察を受けることなどが記載されている。

(秋間かをる)

(カンボジア)

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