上海、6月30日から入境者の隔離期間を短縮
(中国)
上海発
2022年07月01日
上海市政府は6月29日、「新型コロナウイルス肺炎感染対策方案」(第9版、2022年6月29日記事参照)に基づき、入境者などの重点人員に対する隔離措置を以下のとおり整理した。
- 入境者に「7日間の集中隔離+3日間の在宅健康観察(注1)」を実施する。入境の最終目的地が長江デルタ地域の場合、クローズドループ方式で移送する。
- 濃厚接触者に「7日間の集中隔離+3日間の在宅健康観察」を実施する。
- 濃厚接触者の濃厚接触者に「7日間の在宅健康観察」を実施する。
- 7日間以内に高リスク地域に滞在した人に上海に到着後「7日間の集中隔離」を実施する。
- 7日間以内に中リスク地域に滞在した人に上海に到着後「7日間の在宅健康観察」を実施する。
- 7日間以内に低リスク地域に滞在した人に上海に到着後3日間以内に2回のPCR検査を実施するとともに、健康観察も行う。
- 関係者は中国政府と上海市の新型コロナウイルス対策要求に基づき、PCR検査を受けなければならない。
上記措置は2022年6月30日午前0時から実施する。
また、上海市観光局によると、6月30日から上海ディズニーランド、7月1日から上海市の博物館、美術館、室内外の全てのAレベル(注2)の観光地を再開し、7月8日からは映画館と劇場なども再開するとしている。
(注1)自宅での健康観察期間中は、外出は可能だが、毎日の体温の報告、外出時の感染予防措置、人が集まる活動には参加しないことなどが求められる。
(注2)中国の観光地は、関連法に基づき、観光地の景色、品質、サービス、観光者の反応などの総合的な評価により、5A、4A、3A、2A、1Aという5つのレベルに分けられている。
(宋青青)
(中国)
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