北京~ベオグラード直行便が開通
(中国、セルビア)
北京発
2022年07月29日
中国・海南航空の北京~ベオグラード間の直行便が7月16日に開通した。北京首都空港からの到着便に合わせ、ベオグラード・ニコラ・テスラ空港ではセルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領が参加した歓迎式が開催された。
中国外交部によれば、ブチッチ大統領は、今後の中国との往来の増加を期待するとともに、エア・セルビアも2022年内に中国との直行便を開通する予定、と述べた。中国の陳波駐セルビア大使は、直行便の開通は両国首脳の協力強化に関する重要な共通認識を実現したものとし、セルビア側の協力に感謝を述べた。
運航は週1便往復(土曜日)とされ、往復いずれも旅客・貨物を搭載するとしている。なお、7月27日時点で海南航空のウェブサイト上では、中国からセルビアへの片道のみ予約可能となっている。
中国は、中国が協力するセルビアとハンガリー間の鉄道建設を「一帯一路の重要プロジェクトで、中国と中・東欧国家間の協力の旗艦プロジェクト」と位置付けるなど、両国関係の強化を進めている。2022年2月には習近平国家主席が、北京冬季オリンピックの開催に合わせてブチッチ大統領と会見を行い、両国は「確かな友人」とし、協力関係は中・東欧諸国の中でもトップクラスだと評価している。
(河野円洋)
(中国、セルビア)
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