ベトナム、中部・南部の高速道路建設の投資方針を承認

(ベトナム)

ホーチミン発

2022年06月28日

ベトナム国会は6月16日、ベトナム中部・南部における3つの主要な高速道路建設プロジェクトの投資方針に関する決議を承認した。同日付の政府公報などが伝えた。

各プロジェクトの概要は以下のとおり。

1.チャウドック~カントー~ソクチャン高速道路

カンボジアとの国境近くにあるチャウドック市(アンザン省)からカントー市を通過し、東部沿岸のチャンデ港(ソクチャン省)まで、ハウ川に沿って(注)建設される。

総投資額は44兆6,910億ドン(約2,637億円、1ドン=約0.0059円)で、全長約188.2キロ。2021~2025年は30兆7,580億ドン、2026~2030年は13兆9,330億ドンの投資が計画されている。

交通運輸省によると、本高速道路の完成によって、チャンデ港へのアクセスが容易となることで、南部メコンデルタ地域における貿易活動の発展とともに、ホーチミン市の港の負荷を軽減することが期待される(「青年」紙5月4日)。

2.カインホア~バンメトート高速道路

ベトナム中部高原地域のバンメトート(ダグラク省)と中部沿岸地域のカインホア省を結ぶ計画(全長117.5キロ)。

総投資額は21兆9,350億ドンで、そのうち2021~2025年は15兆960億ドン、2026~2030年は6兆8,390億ドンの投資を予定している。

上記2つの高速道路建設プロジェクトは、2022年から準備が進められ、2025年までに交通量の多い一部のルートを建設した後、2026年には全ルートが完成し、2027年に稼働する予定。

3.ビエンホア~ブンタウ高速道路

日系企業の進出が多いドンナイ省ビエンホア市から深水港のカイメップ・チーバイ港を有するバリア・ブンタウ省までをつなぐ(全長約53.7キロ)。

総投資額は17兆8,370億ドン。2021~2025年の予算は14兆2,700億ドン、2026~2030年の予算は3兆5,670億ドンだ。

本高速道路の建設は、ドンナイ省に建設予定のロンタイン国際空港とカイメップ・チーバイ港とを結ぶ重要なプロジェクトと位置づけられている。

2022年から準備が進められ、2025年に完成し、2026年から全面的な運用が開始される予定だ。

(注)6月16日付VNエクスプレスの報道および、同日付ベトナムbiz紙掲載の地図に基づく。

(村岡一機)

(ベトナム)

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