ワクチン接種証明書で入国可能、屋内・交通機関ではマスク着用

(モザンビーク)

マプト発

2022年06月21日

モザンビークでは6月13日現在、「2022年4月20日付政令第14/2022号」において示された新型コロナウイルス対策規制が有効なものとなっている。同国では4月20日、フィリペ・ニュシ大統領が国民に向けた演説で、「災害事態」から「公衆衛生緊急事態」への移行を宣言し、制限緩和を発表していた(2022年4月27日記事参照)。同政令およびジェトロが確認したモザンビークへの入国時の手続き、滞在時の順守事項は以下のとおり。

1.モザンビーク入国前に準備する書類など

パスポート、ビザのほか、ワクチンごとの有効な接種回数を完了したことが確認できるワクチン接種証明書、もしくはモザンビークに到着72時間前までに検体採取したPCR検査の陰性証明書が必要。出張者からの報告によれば、日本政府が発行した2回接種、QRコードなしのワクチン接種証明書でも入国は可能だった。航空券のチェックインカウンターまたは機内で、モザンビーク保健省公衆衛生局発行の「新型コロナ調査用渡航者スクリーニングフォーム」が渡される。同フォームには、旅行者のID情報のほか、滞在中の宿泊先や発熱、せきなどの症状の有無を記載する。

2.到着から入国までの流れ

マプト空港到着後、空港ビル2階でパスポートを検疫係官に提示し、ワクチン接種証明またはPCR陰性証明書と、記載済みの「スクリーニングフォーム」を提出する。証明書は係官の確認後に返却される。短時間で証明書の確認が行われ、問題がなければ入国手続きへと移る。11歳未満の子供はワクチン接種証明または陰性証明の提示対象外となっている。

3.入国後の措置、順守事項

入国後は強制・自主隔離は不要となっており、渡航者に対する行動制限もない。交通機関の中および室内などの密閉空間ではマスクまたは鼻と口を覆うものの着用が義務付けられている。11歳未満の子供はマスク着用義務の対象外となっている。

4.留意点

6月8日時点で、マプト市内の以下の検査機関であれば、日本政府指定のPCR陰性証明書の発行が可能だが、事前の確認を推奨する。主な問い合わせ先機関は以下のとおり。

・Oceanpath

電話番号(+258)86 989 7409

住所 Rua Kibiriti Diwane No. 106, Sommerschield, Maputo

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・Aeromed

電話番号(+258)84 555 5911

住所 Av. Kenneth Kaunda No.788, Maputo

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(松永篤)

(モザンビーク)

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