タミル・ナドゥ州、スタートアップ企業支援を加速
(インド)
チェンナイ発
2022年06月16日
インド南部タミル・ナドゥ(TN)州政府の傘下機関TNスタートアップ・アンド・イノベーションミッション(TANSIM)は5月31日、州都チェンナイ市内のIITマドラスリサーチパークで、スタートアップ企業支援のプラットフォームを立ち上げた。TANSIMは、TN州に拠点を持つスタートアップ企業を支援し、インド国内外で成長させることを目的にしている。
TN州政府の中小企業相(左から4人目)も出席した立ち上げ式の様子(ジェトロ撮影)
今回立ち上げたプラットフォームは、スタートアップTNブランドラブス(Brand Laboratories)と、スタートアップTNローンチパッド(Launch Pad)の2つある。
ブランドラブスは、ブランディングを研究する場だ。成功した起業家やスタートアップ企業、起業を検討している学生などで構成し、今後はマーケティングとブランディングについて学習と実践の機会を提供する場となることが期待される。
ローンチパッドは商品やサービスの発表の場で、初期段階のスタートアップ企業支援としてブランディングの専門家や報道機関を招いた月次会合を開催し、申請に基づいて選考された企業10社に対し、商品やサービスの発表機会を与える予定だ。TANSIMの最高経営責任者(CEO)のシバラジャ・ラマナタン氏は、この会合に参加することで参加企業は知名度を高め、かつ、別途商品やサービス立ち上げ支援を受けることも可能としている。
(浜崎翔太、ヴィラバブ・ヴィーラ)
(インド)
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