米カリフォルニア州、カナダと気候変動に関する協力覚書を締結

(米国、カナダ)

サンフランシスコ発

2022年06月17日

米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(民主党)とカナダのジャスティン・トルドー首相は6月9日、ロサンゼルス市で気候変動に関する新しいパートナーシップを確立するための協力覚書(MOC)に署名外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同協力覚書には、気候変動への対応、汚染物質の削減、プラスチック廃棄物の削減、ゼロエミッション車(ZEV)の促進などが含まれている。具体的には、交通分野におけるゼロエミッション目標のための連携促進、クリーン技術の利用促進、気候変動への適応や自然をベースにした解決策、循環型経済などに関する情報、教訓およびベストプラクティスの共有などが挙げられている。

ニューサム知事は「このカナダとのパートナーシップは、よりクリーンでグリーンな未来を目指すカリフォルニア州の道のりにとって重要な一歩であり、われわれの共通の価値観を示すものだ」などと述べた。また、トルドー首相は「カナダとカリフォルニアは、クリーンで力強い未来を構築するという約束を共有した。私たちは今日、気候変動対策や自然保護に関する新しいパートナーシップを立ち上げたので、市民が求めるきれいな空気、健康的な環境、良い仕事を協力していく」などと語った。

カリフォルニア州は最近、気候変動分野に関する協力覚書の締結を通じて外国政府とのパートナーシップを強化しており、3月に日本外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます4月に中国外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、5月にニュージーランド(2022年6月3日記事参照)と同分野に関する協力覚書に署名している。

(石橋裕貴)

(米国、カナダ)

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