屋内でのマスク着用などの新型コロナ感染拡大予防措置を撤廃

(サウジアラビア)

リヤド発

2022年06月14日

6月13日付サウジアラビア国営通信外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、サウジアラビア内務省は、国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、高い免疫獲得率を達成したとして、屋内でのマスク着用義務などの感染拡大予防措置を撤廃すると発表した。撤廃の内容は以下のとおり。

  1. 2大聖モスク(メッカの聖モスク、メディナの預言者モスク)と、感染予防措置が引き続き求められる施設の中を除いて、屋内空間、イベント、公共交通機関などでのマスクの着用義務を撤廃。
  2. 商業施設やイベントへの入場時や、飛行機・公共交通機関搭乗時などに求めていた免疫獲得状況を表示する保健省のアプリケーション「タワッカルナ(Tawakkalna)」の提示を廃止。ただし、引き続き感染予防措置が求められる施設へ入場する場合を除く。
  3. 国外への出国を希望するサウジアラビア国籍保有者に対する3回目のワクチン追加接種条件について、これまでの「2回目のワクチン接種から3カ月以内」から「2回目の接種から8カ月以内」に変更。ただし、保健省が指定する特定の年齢層や接種免除対象者を除く。

なお、保健省は今回の決定と感染拡大状況を継続的に監視・評価していくとし、承認済みのワクチンの追加接種などの重要性を強調している。

サウジアラビアでは2022年3月以降、外国からの入国時のPCR検査陰性証明の提示を廃止し、屋外でのマスク着用義務とソーシャルディスタンス確保を撤廃していた(2022年3月7日記事参照)。今回、公共交通機関や屋内でのマスク着用義務がなくなったことで、新型コロナウイルス感染拡大前の生活様式により一層戻ることとなった。

他方で、4月には一時期100人未満まで減少していた国内の1日当たり新規感染者数が、5月上旬のラマダン(断食月)明け休暇(イード)を境に、増加傾向にある点には引き続き注意が必要だ。6月12日の国内の新規感染者数は1,188人(うちリヤド427人、ジェッダ167人、ダンマン101人)だった。

(柴田美穂)

(サウジアラビア)

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