ジャパン石油開発がUAEの真珠養殖プロジェクトに貢献

(アラブ首長国連邦、日本)

ドバイ発

2022年06月02日

ジェトロは5月28日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のミルファで実施されている真珠養殖プロジェクトの現場を訪問し、責任者の濱田晃志氏と意見交換を行った。

UAEは、石油輸出を始める前は天然真珠の産地として有名だった。同プロジェクトは、日本の技術を導入して美しい真珠を蘇らせることを目的に、2006年にアブダビ首長国政府の要請を受け、ジャパン石油開発の社会貢献活動として始まった。

濱田氏によれば、UAE周辺の海水温は日本に比べてかなり高く、養殖での真珠の生産が困難なようだ。そのため、プロジェクト開始当初は、挿核(母貝へ真珠の核を入れる作業)をしても、2年後の採取時期にほとんど真珠がとれない状況だった。しかし、改善を重ねて、現在は挿核した貝の4割程度まで採取できるようになった(日本では6~7割とのこと)。生産技術の移転も進めており、3人の専門技術者に対してOJTにより指導を行っている。

採取された真珠はアブダビ首長国環境庁に納められ、良質の真珠は王族へ献上されている。真珠は国を象徴する宝石として国民から愛されており、国産真珠の回復に期待が高まっているとのことだ。現在、ザイード大学と連携して、学生のデザインによる真珠製品を市販する計画も進められている。

写真 濱田プロジェクト責任者(ジェトロ撮影)

濱田プロジェクト責任者(ジェトロ撮影)

写真 挿核後の母貝(ジェトロ撮影)

挿核後の母貝(ジェトロ撮影)

(反町俊哉)

(アラブ首長国連邦、日本)

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