GJ州が「州別食品安全指標(SFSI)」で2位の評価

(インド)

アーメダバード発

2022年06月17日

インド食品安全基準局(FSSAI)は6月7日、「世界食品安全日」に合わせ、「州別食品安全指標(State Food Safety Index 2021‐2022:SFSI)」を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同指標の「大規模州カテゴリー(LS)」において、グジャラート州は「2位」の評価を受けた。今回で4回目となる本指標は、各州のパフォーマンスを向上させ、適切な食品安全管理エコシステムを確立するための取り組みを奨励することを目的として、毎年発表されている。

同指標は、インドの全州・連邦直轄地の食品安全体制を評価する客観的な枠組みを提供する、定量的・定性的な動的ベンチマーク・モデルだ。5つのファクター(1.人員体制・組織的情報、2.コンプライアンス、3.食品検査体制、4.人材育成、キャパシティー・ビルディング、5.消費者のエンパワーメント)による評価と、各ファクターのウエート配分を指標に反映させることで、総合的にパフォーマンスを評価するものだ。

各カテゴリーの評価と査定は、FSSAI職員に加え、食品検査の外部専門家、食品・栄養の専門家などで構成される別々のチームが行い、ビデオ会議などを通じて州・連邦直轄地とのやり取りを行い、詳細な情報の検証を行った。

今回の結果によると、LSにおいては、タミル・ナドゥ州が1位、マハーラーシュトラ州が3位、ヒマーチャル・プラデシュ州(4位)、西ベンガル州(5位)と続く。グジャラート州は「コンプライアンス」と「人材育成、キャパシティー・ビルディング」の2指標で、わずかにタミル・ナドゥ州に及ばなかった。「小規模州カテゴリー(SS)」においては、ゴア州、マニプール州、シッキム州、また、「連邦直轄地カテゴリー(UTs)」では、ジャンム・カシミール、デリー、チャンディガルという順位だった。

前年と比較して、飛躍的な改善が見られた州・連邦直轄地としては、ウッタラカンド州(LS)、トリプラ州(SS)、ラダック(UTs)が挙がっている。

(古川毅彦)

(インド)

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