内閣改造を国会が承認、新商工相にマライトーン氏

(ラオス)

ビエンチャン発

2022年06月29日

6月20日に開催された第9期第3回ラオス国会で、以下のとおり、閣僚を一部入れ替える案が提出され、同日に承認された。

  • ビライ・ラーカムフォン(大将)治安維持相を副首相兼治安維持相へ
  • サルムサイ・コンマシット外相を副首相兼外相へ
  • カムペーン・サイソンペーン商工相を首相府付大臣へ
  • ソーンサイ・シッパサイ中央銀行総裁を首相府付大臣へ
  • マライトーン・コンマシット政府会計監査機関主席を商工相へ
  • ブンルア・シンサイボーラボン財務副相を中央銀行総裁へ

今回、商工相に起用されたマライトーン・コンマシット氏は1971年5月27日生まれの51歳。ラオス国立大学建築学部を卒業後、オーストラリア国立大学で開発行政学の修士号を取得した。ラオス国立大学講師や科学技術省計画局長などを経て、首相府副大臣(2016~2020年)、チャムパサック県副知事(2020~2021年)、国家会計検査庁長官(2021~2022年)を歴任した。2021年1月に実施されたラオス人民革命党第11回党大会では、71人で構成する党中央委員の次点となる補欠委員(序列1位)に選ばれている。今回副首相兼外相となったサルムサイ・コンマシット氏の実弟でもある。

(山田健一郎)

(ラオス)

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