米NYで東海岸最大規模の食品展示会、ジャパンパビリオンに日本企業28社出展

(米国、日本)

ニューヨーク発

2022年06月22日

米国東海岸で最大規模を誇る食品展示会「サマー・ファンシー・フード・ショー2022」が6月12~14日、ニューヨーク(NY)市で開催された。同展示会は毎年、情報の発信地であるニューヨークで開催されることもあり、国内外での知名度が高い。2020年および2021年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止されたため、3年ぶりの開催となった。

写真 「サマー・ファンシー・フード・ショー」入場口(ジェトロ撮影)

「サマー・ファンシー・フード・ショー」入場口(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンを出展

ジェトロが会場内に設置した「ジャパンパビリオン」では、日本企業28社と日本産の農林水産物・食品のブランディングを手掛ける日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)が、コメ、米粉製品、日本茶のほか、みそ、湯葉などの大豆製品、さらには菓子類や青果物製品など、多岐にわたる日本産食品を出展した。

写真 ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオン来訪者の様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン来訪者の様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンには、地元の米国系をはじめとする輸入商社や卸売業者、小売業者、レストランなど、多くの食品産業関係者が訪れ、各出展ブースを回った。ジェトロが来訪者に対し日本産食材や日本食に関するコメントを求めたところ、以下のような声が聞かれた。

  • 日本産食材は健康的で味も良く、家でもレストランでも使っている。
  • 今年はゆずが流行している。日本のゆず製品は素晴らしい。
  • 日本産食材の中でも、コメが素晴らしい。粘り気があり、米国産のコメとは全く異なる。
  • ミレニアル世代より下の世代は、あまり肉を好まない傾向にある。また、魚が丸ごと入った料理も好まないため、日本の寿司(すし)などきれいに下ごしらえされた魚料理が、消費者の需要に合致するのではないか。
  • ラーメンやチャーハンなどの日本の冷凍食品に興味を持っている。
  • 日本食は、他国の言語や文化も踏まえて、味やパッケージを工夫すれば、国際市場でさらに受け入れられやすくなるだろう。

ジャパンパビリオンの出展者からは、大きな手応えを得たとの声が聞かれた。販促手法に工夫を凝らす出展者もあり、参加各社の意欲の高さがみられた。出展者からは以下のような声が上がった。

  • 日系の小売店やレストラン向けの販売だけでは、限界がある。米系小売店に入り込むのは容易ではないが、今回の展示会での経験も踏まえ、長期的に取り組んでいきたい。
  • その場でEコマース(電子商取引)を利用して商品を購入してくれた来場者にサンプルを1つ提供すると、追加購入につながった。互いに売買履歴が残るため、その後の商談にもつながりやすい。
  • 来場者にその場でSNSアカウントをフォローしてもらい、広報活動を継続できるよう工夫している。
  • 商品を使用したレシピのパンフレットを渡すだけでは、適切な方法で使用してもらえないと考え、動画を作成したところ、評判が良い。
  • 生鮮食品の中でも、青果物は熟す前に食べないよう、食べ時をどのように米国の消費者に判断してもらうかが課題だ。

ジャパンパビリオンに出展した企業が、今回の展示会を通じて、米国で日本産食材や日本食をさらに販売できるようになることが期待される。

(岡田卓也)

(米国、日本)

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