最低賃金を月額130万キープへ段階的に引き上げ

(ラオス)

ビエンチャン発

2022年06月21日

ラオス首相府は6月13日付で、労働社会福祉相と労働組合連盟会長向けに告示(No.829/PMO)を発布し、労働者の最低賃金改定の審議に関して、これまで月額110万キープ(約1万120円、1キープ=約0.0092円)に定めていた最低賃金を130万キープに引き上げるよう指示した。今後、労働社会福祉省が詳細なガイドラインを定め、その上で賃金引き上げが実施されることになる。同首相府告示によると、最低賃金は10万キープずつ、2段階に分けて引き上げるとした。1回目は8月1日から9.1%増の120万キープ、2回目は2023年5月1日から8.3%増の130万キープとなる。

今回の引き上げは、2018年5月に90万キープから110万キープに変更されて以来、4年ぶりの改正となる(2018年4月24日記事参照)。最低賃金は労働組合連盟、ラオス商工会議所、労働社会福祉省による3者協議を経て決定される。今回の改定交渉では、労働組合連盟が5月1日から150万キープに引き上げることを提案していたが、ラオス商工会議所は新型コロナウイルス禍の下での早急な最低賃金の引き上げは企業活動に悪影響をもたらし、雇用機会を減らす可能性があると指摘していた(「ビエンチャン・タイムズ」2022年5月10日)。

(山田健一郎)

(ラオス)

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