韓国政府、屋外でのマスク着用義務の緩和を発表

(韓国)

ソウル発

2022年05月02日

韓国保健福祉部は4月29日、世界保健機関(WHO)などの勧告や諸外国の動向などを考慮し、5月2日から一部条件付きで屋外でのマスク着用義務を緩和すると発表した。原則的に屋外でのマスク着用義務は免除されるものの、屋外での一定規模以上の集会などでは引き続きマスク適用義務が適用される。

1.屋外でのマスク着用義務が適用されるケース

50人以上の屋外での集会に参加する場合、50人以上の屋外での公演・スポーツ競技を観覧する場合。

2.屋外でのマスク着用を「勧告」するケース(マスク着用の義務は免除)

(1)発熱、せきなど新型コロナウイルス感染の疑いがある場合

(2)高年齢、免疫低下者、慢性呼吸器疾患者およびワクチン未接種者などの新型コロナウイルス感染高リスク群の者

(3)屋外での不特定多数が利用する施設を利用する場合など(上記1.以外。注)

(4)多数が集合した状況で、最低1メートルの距離を15分以上持続することが困難な場合、および、歓声・合唱などにより飛沫の発生が多い場合

なお、屋内でのマスク着用義務は引き続き続けられる。屋内とは、バス、タクシー、列車、船舶、飛行機、その他の車両など、建築物および四方が区画され、外部と分離されているすべての構造物を指す。

(注)スポーツなどの競技観戦(50人未満)、遊園地、体育施設、および、これに準ずる屋外の不特定多数が利用する施設(50人以上の座席を保有する場合を含む)を利用する場合。

(当間正明)

(韓国)

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