入国規制緩和により、第1四半期の外国人渡航者が倍増

(カンボジア)

プノンペン発

2022年05月19日

ジェトロがカンボジア観光省から5月11日に入手した観光統計レポート(2022年3月)によると、2022年第1四半期(1~3月)にカンボジアを訪れた外国人渡航者は前年同期比2.3倍の15万9,546人だった(添付資料表参照)。

国・地域別にみると、ベトナムからの渡航者が最多の4万6,303人で全体の29.0%を占めた。以下、タイが3万9,615人(同24.8%)、中国が9,753人(同6.1%)と続いた。中国は上位10カ国・地域のうち唯一、前年同期比で減少した(59.1%減)。欧米からの渡航者の増加率は高く、米国は9.8倍の8,820人、フランスは16.9倍の6,881人、英国は26.1倍の3,679人だった。日本からの渡航客は3.4倍の1,641人で、72.7%がビジネス目的の渡航だった。

また、カンボジア国民や国内に滞在する外国人による国内旅行者も増加傾向にあり、それぞれ281万6,692人(前年同期比1.6倍)、27万544人(2.3倍)だった。

9日以降の新型コロナ新規感染者数はゼロに

外国人渡航者やカンボジア国内の旅行者の増加は、政府による新型コロナウイルス対策の入国規制の緩和のほか、国内の感染状況改善が要因だ。政府は2021年11月15日以降、新型コロナワクチン接種が完了している渡航者の入国後の隔離を廃止するなど、早くから入国規制緩和に踏み切っていた。また、5月4日時点で国内のワクチン接種率(2回接種)は83.9%と高いこともあり、国内の移動制限や行動制限はなく、4月26日からはマスク着用義務も廃止している(2022年5月2日記事参照)。入国規制緩和により感染者数が再拡大することが懸念されていたが、保健省によると、5月1日から8日までの累計感染者数は11人で、9日以降、新規感染者は確認されていない(16日現在)。今後も、ビジネスや観光目的での渡航者の増加が期待される。

(井上良太)

(カンボジア)

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