米世帯の6割強が小売りサブスクを利用、アマゾン・プライムは5割強、民間調査

(米国)

米州課

2022年05月26日

米国調査会社ヌメレーターは5月16日、アマゾン・プライムなどの小売りサブスクリプションサービス(いわゆる、サブスク)と呼ばれる定期購入型のオムニチャネルへの加入状況に関する世論調査の結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公表した。同社によると、米国に住む62%の世帯が、少なくとも1つの小売りサブスクに加入しており、加入世帯のうち80%が1つ、13.8%が2つ、3.7%が3つ、2.5%が4つ以上に加入しているとした。

サブスクの購入先別でみると、半数を超える53.6%の世帯が「アマゾン・プライム」、8.1%が「ウォルマート・プラス」、4.7%が「ダッシュパス」、2.9%が「ウーバーイーツ・パス」または「インスタカート・エクスプレス」、2.5%が「グラブハブ・プラス」、1.3%が「シプト・エブリデイ」を利用している。加入率でみると、アマゾンが他のサブスクサービスを大きく引き離していることが浮き彫りになった。「アマゾン・プライム」の加入者は、迅速な配送(70%)に最も魅力を感じており、動画や音楽のストリーミングサービスを主なメリットと感じている割合は42%だった。また、サブスク全体では、即日配送(34%)や迅速な配送(32%)にメリットを感じている人が多いという結果となった。

アマゾンが2022年4月22日に公開した2021年「株主向けレター」によると、「アマゾン・プライム」の加入者は全世界に約2億人存在し、ドイツの調査会社スタティスタは、そのうち約1億5,000万人が米国在住としている。「アマゾン・プライム」の年会費は139ドルであり、「ウォルマート・プラス」(98ドル)や「ダッシュパス」(月10ドル)と比べて高額である一方、同業他社が2018~2020年にサービスを開始した中で、アマゾンは2005年2月からサービスを提供し続けており、先行者利益も得られているとみられる。

他方、アマゾンは、2022年第1四半期(2022年1~3月)の決算で、売上高が前年同期比7%増の1,164億ドルとなり、前年同期81億ドルの純利益から一転、38億ドルの純損失となった。ブライアン・オルサフスキー最高財務責任者(CFO)は、賃金や燃料費の上昇に言及し、「ロシアのウクライナ侵攻の影響もコスト上昇の一因」との見解を示した。

(葛西泰介)

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