カナダ最大級の食品見本市が2年ぶりに対面開催、ジャパンブースに4社が出展

(カナダ、日本)

トロント発

2022年05月17日

カナダ最大級の食品見本市「RCショー2022」が5月9~11日、トロントで開催された。同見本市の対面開催は2020年3月(2020年3月16日記事参照)以来2年ぶり。開催地のオンタリオ州では4月中旬に新型コロナウイルス感染の第6波入りが確認されたこともあり(2022年4月12日記事参照)、見本市への客足が懸念されていたものの、会場は約2万人を集客した新型コロナ禍前の2020年と同様に混雑した。

ジェトロが在トロント日本総領事館とともに出展したジャパンブースでは、食品・飲料販売企業4社が出展し、日本産の和牛や水産品のほか、日本酒や緑茶などの商材をレストランオーナーなどの食品業界関係者へ向けアピールした。

写真 食品業界関係者でにぎわうジャパンブース(ジェトロ撮影)

食品業界関係者でにぎわうジャパンブース(ジェトロ撮影)

出展に合わせて各種の実演も行われ、利き酒師のマイケル・トレンブリー氏と橋本磬氏が9日の試飲セミナーで日本酒の魅力を説明した。トレンブリー氏は「新型コロナ禍のオンラインウェビナーに比べ、皆さんの反応を見ながら話ができるのは感慨深い」と、満席となったイベント会場の聴衆に語りかけた。また、10日には伊藤園の北米現地法人で副社長のロナ・ティソン氏が茶の種類や生産過程などについて講演したほか、在ホノルル日本総領事館の牧野雄太シェフと在トロント日本総領事館の鈴木はるなシェフが、日本産の和牛や水産品などの食材を西洋の食卓向けにアレンジする巧みな技を披露した。

写真 日本産食材を使った調理実演を行う牧野雄太シェフ(ジェトロ撮影)

日本産食材を使った調理実演を行う牧野雄太シェフ(ジェトロ撮影)

見本市主催者であり、飲食サービスの業界団体であるレストラン・カナダによれば、同業界の展望は明るいという。同団体の2022年における業績予測によると、新型コロナやロシアのウクライナ侵攻、インフレの影響で今後修正の可能性があるとしながらも、第3四半期にかけて新型コロナ禍で外食を自粛してきた消費者の繰越需要で売り上げが拡大し、年間では新型コロナ禍前の2019年の水準をわずか0.9%下回る前年比16.5%増の763億カナダ・ドル(約7兆6,300億円、1カナダ・ドル=約100円)まで回復する見込みという。

日本産の農林水産物についても、こうしたカナダのトレンドに乗った輸出拡大が期待される。

(飯田洋子)

(カナダ、日本)

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