EV普及に向け、充電スタンド設置

(カンボジア)

プノンペン発

2022年05月11日

カンボジア公共事業運輸省(MPWT)は4月27日、国連開発計画(UNDP)の支援を受け、カンボジア南部のシハヌークビル州にあるショッピングモールに電気自動車(EV)用の充電スタンドを設置したと発表した。UNDPの支援によるEV用充電スタンドの設置は2カ所目となる。

MPWTのスン・チャントール大臣は2月3日、UNDPと協力し、カンボジア国内の10カ所にEV用充電スタンドを設置すると発表していた。

UNDPによる支援の他、民間企業によるEV用充電スタンドの設置も進む。米石油大手のシェブロンは4月26日、首都プノンペン南部のダンコア地区にEVの充電設備付きのガソリンスタンドを開設した。

チャントール大臣は同日に行われた、シェブロンのガソリンスタンド開設式典で、「EVの燃料コストはガソリンよりも安くなる。カンボジア政府が2021年12月に発表したカーボンニュートラル長期戦略(LT4CN)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに基づき、EVの使用を促進し、二酸化炭素排出量を2030年までに27%減らし、2050年までにカーボンニュートラルを達成する」と発言した(注)。

チャントール大臣によると、カンボジア国内のEV登録台数は増加傾向にあり、2022年第1四半期は前年同期比で8倍。カンボジアでは、中国製の130万円程度の安価なEVから英国製の高級車種(約1,600万円)まで販売されているが、充電スタンドが限られていることがEV普及の大きな足かせとなっている。MPWTは、EV普及に当たり、カンボジア国内のガソリンスタンド運営会社にEV用充電スタンドの併設を要請する意向だ。

(注)LT4CNには車両の電動化率についても盛り込まれており、2050年までに、二輪車は70%、自動車とバスについては40%を目指すという(2022年4月19日付地域・分析レポート参照)。

(井上良太)

(カンボジア)

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