日本からの入国は、ワクチン接種証明で検査・隔離を免除

(ベルギー)

ブリュッセル発

2022年05月02日

4月29日時点の情報に基づき、ジェトロが整理したところ、有効なワクチン接種証明書、陰性証明書または回復証明書のいずれかを所持する渡航者は、検査と隔離なくベルギーに入国することができる(2022年3月8日記事参照)。一方で、現時点で日本を含め、EU理事会(閣僚理事会)が勧告する入域制限解除国・地域以外に居住する者の必要不可欠ではない渡航は、ワクチン接種証明書などの必要な証明書を有していない場合は禁止されている。入国手続きや隔離基準などは、以下のとおり。

1.日本からの入国前に準備すべき書類・手続きなど

日本人を含む欧州域外の国民(12歳以上、注1)がベルギーに入国するためには、入国前に渡航者位置特定フォーム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(PLF)を記入するとともに、ワクチン接種証明書の提示が求められる。有効なワクチン接種証明書を所持していない場合、必要不可欠な渡航と認められる理由が無い限り入国は認められない。なお、日本で発行された回復証明書は有効とみなされないため、注意が必要だ。

ワクチン接種では、欧州医薬品庁(EMA)が承認したワクチンまたはコビシールドが有効とされ、所定の回数(1回タイプのワクチンの場合は接種後、2回タイプの場合2回目接種)を接種後、14日を経過している必要がある。有効期限は接種完了から270日間。ブースター接種の証明書は、現時点では期限なく有効とみなされる。なお、日本の市区町村が発行するワクチン接種証明書は有効なものと認められている。

2.入国手続きの手順とその後の手続き

入国審査(パスポート、ビザ確認)と預け荷物の受け取りを行い空港から移動する。過去14日間の滞在国など、入国前のPLFへの記入情報を基に、入国時の検査や隔離義務が判断される。検査が必要と判断された場合は、SMSまたはメールで当事者に通知される。到着日、もしくは翌日に、必要書類を持参し指定場所でPCR検査(鼻咽頭検査)を受け、必要な場合は隔離を開始する。ベルギー居住者であっても、必要な証明書を所持しておらず、感染状況が懸念される国・地域(注2)から入国する場合は、到着後に所定の検査を受ける必要がある。

3.入国後の行動制限

現時点でベルギー独自の評価基準である「コロナバロメーター」が3段階中最も低い黄色に設定されており、ワクチン未接種者でもバー・レストラン、文化・娯楽施設などを制限なく利用することができる。一方で、公共交通機関や保健・医療施設では、マスクの着用が義務づけられている。

報道によれば、連邦政府は次回の新型コロナ対策に関する協調委員会を5月6日に予定しており、感染状況が継続して改善していることが確認できれば、コロナバロメーターの運用停止も検討するとしている。

(注1)12歳未満の渡航者は、保護者もしくは監督責任者と同等の措置が取られる。「欧州域外」とは、EU、EFTA、英国+アンドラ、モナコ、サンマリノ共和国、バチカン市国以外の国を指す。

(注2)欧州疾病予防管理センター(ECDC)の地図外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます上で濃い赤色で示されている国、およびEU理事会が勧告する入域制限解除国・地域以外の国・地域。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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