2021年の世界のEV販売台数、2.2倍の660万台

(世界)

国際経済課

2022年05月24日

国際エネルギー機関(IEA)は5月23日、「世界EV見通し2022外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。2021年における、バッテリー電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を合わせた、世界の電気自動車(EV)新車(乗用車)販売台数合計は前年比2.2倍の660万台となった。そのうち、BEVは7割を占める。2021年までの累計販売台数は1,650万台。

地域別にみると、中国が前年比2.9倍の333万台、欧州が66.6%増の228万台、米国が2.1倍の63万台となった。最大市場の中国での販売台数だけで、前年の世界のEV新車販売台数(316万台)を超えた。また、中国は2021年のEV新車販売台数に占めるBEVの比率が82.0%で、米国(73.9%)や欧州(53.9%)と比べても高い。内燃機関車も含む新車販売台数に占めるEV比率は、欧州が17%、中国が16%、米国が4.5%だった。

購入可能なEVモデル数(2021年)でみると、中国は298(前年比13%増)、欧州は184(26%増)、米国は63(24%増)。モデル数をセグメント別にみると、スポーツ用多目的車(SUV)のモデル数が多く、中国(132)、欧州(82)、米国(36)のいずれの市場でも、全モデルの半数程度を占める。また、技術開発により航続距離も近年伸びており、2021年のBEVの航続距離(世界平均)は2017年(243キロ)から100キロ超も伸び、349キロになった。

EV購入支援のための政府による補助総額(2021年)は中国が12億5,000万ドル(前年比2.2倍)、欧州が12億5,000万ドル(1.6倍)、米国が2億ドル(3.3倍)で、前年から大きく伸びた。ただし、EV1台当たりの補助額は、2016年と比べると中国や米国では減少傾向にある(欧州は横ばい)。

2021年(累計)の世界のEV充電器(ソケット数)は、前年比37.2%増の178万個。そのうち、急速充電器は47.4%増の57万個。国別では中国が52.1%増の47万個と、世界全体の8割以上を占める。

IEAは、2030年までのEV(注1)新車販売台数予測も発表している。ベースラインシナリオ(注2)では、2025年に世界全体で1,800万台(内燃機関車を含む新車販売台数に占める比率は13%)、2030年に3,000万台超(同20%超)と予測している。

(注1)電動二輪/三輪以外の自動車(乗用車、商用車)。

(注2)現在の政策の方向性と目標を考慮に入れた、公表政策シナリオ(Stated Policies Scenario)。

(古川祐)

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