半導体製造装置の米ラムリサーチ、韓国にR&Dセンター開所

(韓国、米国)

ソウル発

2022年05月09日

半導体製造装置メーカーで世界シェア第3位の米国のラムリサーチ(本社:カリフォルニア州)は4月26日、韓国の京畿道龍仁(ヨンイン)市の芝谷(チゴク)産業団地内に、敷地面積3万平方メートル規模の「コリア・テクノロジー・センター」(KTC)を開所した(注)。

開所式でラムリサーチのティム・アーチャー会長兼最高経営責任者(CEO)は「KTCはラムリサーチのグローバルR&Dネットワークの重要な拠点」と述べ、「顧客とより緊密な技術パートナーシップを可能にすることで、次世代半導体のソリューションをより迅速に開発することが可能となる」とKTC開所の意義を強調した。

また、産業通商資源部のパク・シンギュ第1次官は、KTCによる韓国の半導体産業への貢献に期待を示し、「世界の主要企業や素材、部材、装置産業によって良好な投資環境を整備していく」と述べた。

「朝鮮日報」(4月27日)は「選ばれたK半導体(2021年5月19日記事参照)、半導体製造装置のビッグ4が韓国に拠点」と報じた。同紙によると、半導体装置メーカーで世界シェア首位のアプライドマテリアルズ(本社:カリフォルニア州)も韓国での研究センターの設置を決定し、敷地調査を進めているという。同2位のオランダのASMLは2024年の完工を目指し、京畿道華城(ファソン)市に先端半導体のクラスターを建設中、同4位の東京エレクトロン(本社:東京都港区)も1,000億ウォン(約100億円、1ウォン=約0.1円)を投じ、現在の研究開発施設を拡張するという。同紙はさらに、米国による貿易制裁で中国が候補地から外れ、サムスンやSKハイニックスが所在する韓国が選ばれているためとして、韓国の優位性を強調している。

(注)同社は1989年にラムリサーチコリアを設立して以来30年以上にわたり、韓国の半導体産業の成長と発展を支援し、2003年から主要部品の韓国内での調達を開始、2011年にラムリサーチマニュファクチャリングコリアを設立した。2018年にはラムリサーチ・テクニカルトレーニングセンターを設立し、今回のKTC開所に至った。

(当間正明)

(韓国、米国)

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