ホンダ二輪がインド市場での事業展開方針を発表

(インド)

アーメダバード発

2022年05月02日

ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーター・インディア(HMSI)は4月21日、将来の代替モビリティーのための事業展開方針を発表し、同時に、マネサール工場(ハリヤナ州)を「Making in India for the world」のグローバル拠点工場として、一層強化してゆくことを発表した。

その取り組みの一環として、(1)フレックス燃料技術の段階的な導入と製品ポートフォリオへの統合、(2)将来的な複数のEV(電動)モデルの導入、(3)二輪市場でのエントリーカテゴリーのシェアの大きさを考慮し、低価格の新製品を通勤セグメントに向けて導入、(4)先進国を含む世界市場に向けた輸出の強化といった方針を示した。

また、過去10年以上にわたって同社が培ってきたフレックス燃料技術に関する世界レベルの専門知識と、ブラジル市場で蓄積された経験をベースに、インド二輪車市場でのフレックス燃料への移行をシームレスに行う一方、今後数年間で複数のEVモデルを市場投入する計画があり、現在、複数のEVモデルラインアップの準備と生産体制の整備に向けた検証段階に入っているとしており、グリーンエコノミーへの貢献を見据えた今後の動向が注目される。

インド自動車工業会(SIAM)が4月13日に発表した自動車統計(出荷ベース)によると、2021年度(2021年4月~2022年3月)のインド二輪車国内販売台数は1,346万6,412台で、前年度比10.9%の減少となった(添付資料表参照)。直近の3月単月では、前年同月比20.9%減の118万4,210台を販売した。主要部門のオートバイは20.9%減の78万6,479台、スクーターは21.4%減の36万82台だった。

国内販売第2位のホンダ単体について見てみると、2021年度(2021年4月~2022年3月)の国内販売台数は346万8,851台で前年度比10.3%の減少となったが、一方で、輸出に関しては33万2,942台で58.7%増加した。

HMSIは、日本の本田技研工業の100%子会社で、2001年5月にインドのマネサール(ハリヤナ州グルガオン地区)で操業を開始、2011年にはタプカラ(ラジャスタン州)に第2工場、2013年にナルサプラ(カルナータカ州)に第3工場、2016年にビタラプール(グジャラート州)で第4工場の操業を開始している。

(古川毅彦)

(インド)

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