人口は前回調査比18.0％増の4,733万人に、2022年国勢調査

アルゼンチン国家統計センサス局（INDEC）は5月19日、2022年国勢調査の暫定結果を発表した。これによると、アルゼンチンの人口は、前回調査の2010年国勢調査から721万311人増（18.0％増）の4,732万7,407人だった（添付資料表参照）。

国勢調査は10年ごと、末尾が0の年に実施されることが法令により規定されているため、本来であれば2020年に実施されるはずだった。しかし、2020年は新型コロナ感染拡大により、また、2021年は国会議員中間選挙が実施されたことから、2022年に実施された。

今回の国勢調査では初めて、デジタルフォーマットによる回答が可能となり、3月16日から5月18日午前8時までの間に、2,381万3,723人がオンラインで回答した。そして5月18日午前8時から午後6時までの間に、全国で約60万人の調査員を動員して戸口調査を行った。オンライン回答をしておらず、また調査員の訪問がなかった家庭を対象とした追加の調査期間は、5月24日まで設けられている。

今回の調査では、質問票に記載する性別は、男女のほかに「いずれでもない」も追加された。暫定結果によると、47.05％が男性、52.83％が女性、0.12％がいずれでもないと回答した。前回の国勢調査では、男性が48.67％、女性が51.33％だった。

（西澤裕介）