第1四半期の輸出入額は過去最高も、貿易収支の黒字幅は減少

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2022年05月11日

アルゼンチン国家統計センサス局(INDECPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))が4月20日に発表した貿易統計によると、2022年第1四半期(1~3月)の輸出は前年同期比25.6%増の193億5,200万ドル、輸入は39.5%増の179億5,800万ドルだった。貿易収支は13億9,400万ドルの黒字となった。前年同期比では44.9%減少した。

3月単月では、輸出が前年同月比28.5%増の73億5,200万ドル、輸入は33.0%増の70億7,300万ドルだった(添付資料図参照)。貿易黒字は、前月比で65.9%減、前年同月比で30.3%減の2億7,900万ドルにとどまった。

第1四半期の品目別輸出額をみると、燃料・エネルギーが前年同期比94%増、一次産品が57.7%増、工業製品が32.0%増となった一方、農畜産物加工品は4.2%減少した(添付資料表1参照)。品目別輸入額では、燃料・潤滑油関連品が前年同期比2.9倍、消費財が35.6%増、資本財が33.8%増、中間財が32.0%増となった一方、乗用車は16.5%減少した。

第1四半期の仕向け地別輸出額をみると、最大の貿易相手国であるブラジル向けは前年同期比1.7%増、中国(香港・マカオを含む)向けが29.9%増、米国向けが65.3%増加した(添付資料表2参照)。原産地別輸入額では、ブラジルが25.7%増、中国(香港・マカオを含む)が54.7%増、米国が45.2%増となった。なお、貿易収支では、これら3カ国は貿易赤字が続いている。対日貿易では、輸出が2.4倍、輸入が8.1%増で、同じく貿易赤字だ。

4月21日付現地紙「アンビト」によれば、経済省は、第1四半期の輸出入額は過去最高を記録したと発表した。また、ロシアのウクライナ侵攻による国際価格高騰が要因となっていることを認めながらも、輸出量は過去2番目に高い数字だったと説明した。INDECによれば、第1四半期の輸出は数量ベースで前年同期比わずか3.2%増にとどまった。輸入は、数量ベースで20.2%増加した。

INDECは、輸入時の国際運送コストの傾向についても分析しており、2021年12月時点で貨物1トン当たりの運賃は141.2ドル、2022年3月には同134.6ドル。2021年3月と比較すると81.9%増、2020年3月比では2.7倍に増加している。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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