上海市、6月にも3区分管理から高中低リスク管理へ移行を目指す

(中国)

上海発

2022年05月24日

中国・上海市衛生健康委員会の趙丹丹副主任は5月22日の記者会見で、2段階に分けて小区(マンション・住宅エリア)の防疫措置を改善すると表明した。各段階は以下のとおり。

〇第1段階:5月31日までに毎日の新規感染者数を減少させ、「封控区」と「管控区」対象エリアをさらに縮小させる。

「封控区」は、7日間連続で感染者が発生しない場合は「管控区」に変更され、その後3日間連続で感染者が発生しない場合は「防范区」に変更される。感染者が発生した場合は、「封控区」となり再び日数カウントを開始する。

「管控区」は、7日間連続で感染者が発生しない場合は「防范区」に変更する。感染者が発生した場合、「封控区」に変更される。

「防范区」は、新規感染者がいなければ区分変更を行わない。感染者が発生した場合、国の関連基準に基づき、感染者数、地域分布、感染リスクなどを総合して、コロナ感染にかかわる中・高リスク地域の範囲を画定する。

〇第2段階:上海市全域で感染リスク地区の区分を設ける。区域内に「封控区」「管控区」がなければ、この区域は低リスク地区として、「防范区」から解除する。

原則として、中・高リスク地域は住民団地、自然村、単位などを最小画定範囲とし、隣接する地域に適用範囲を拡大させることができる。

地域内において14日間で累計10人以上の感染者、あるいは2件以上のクラスター感染が発生した場合、この地域は高リスク地域とする。

地域内において14日間で累計10人未満の感染者、あるいはクラスター感染が発生した場合、この地域は中リスク地域とする。

中・高リスク地域において14日間新規感染者がいない場合、当該地域は低リスク地域とする。

中・高リスク地域に指定された場合、14日間の閉鎖管理を実施する。住民は住居から出ることはできず、毎日1回PCR検査を行う。地域内で最後の感染者の発生以降、14日間連続で感染者が発生しなかった場合、この地域を低リスク地域とする。

現在、上海市は正常化の途上にあるが、閔行区、長寧区、奉賢区など一部の区では、6月までの間に区内一斉のPCR検査が実施され、閔行区、長寧区では検査実施期間中、小区からの外出が禁止される。開放に向けたスケジュールが示され、楽観的なムードがあるが、実際に開放となるまで引き続き厳しい管理が続く。

写真 道路に設置されたバリケード(ジェトロ撮影)

道路に設置されたバリケード(ジェトロ撮影)

写真 交通量の非常に少ない幹線道路(ジェトロ撮影)

交通量の非常に少ない幹線道路(ジェトロ撮影)

(高橋大輔)

(中国)

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