サウジアラビアのムハンマド皇太子、プーチン大統領と再び電話会談

(サウジアラビア、ロシア、ウクライナ)

リヤド発

2022年04月18日

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は4月16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を実施した。ロシアのウクライナへの侵攻後、2度目となった電話協議で、両者は2国間関係の全ての領域で、双方の関心を満たす方法で強化していくことで合意した〔サウジアラビア国営通信(SPA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

ムハンマド皇太子は会談中、「ウクライナ危機」の政治的な解決を進め、安全と安定をもたらす努力を支援することを確認した。ロシアとウクライナ間の仲裁役の1人として名乗り出た前回会談(2022年3月7日記事参照)と同様、両国間の政治的解決に協力する姿勢をあらためて示したかたちだ。

一方、ロシア大統領府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、今回話し合われた2国間関係の中に通商、経済分野が含まれることを明らかにした上で、両者は、世界の石油市場の安定を図ることを目的としたOPECプラスの枠組みでの協力について高く評価したとした。また、ウクライナ情勢に加えて、イエメン情勢の解決についても話題に上がったことも伝えている。

欧米諸国による対ロシア経済制裁が続く中、中立的立場を維持する中東諸国に対するロシア政府の期待が相対的に高まっていることを指摘する有識者は多い。トルコやアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトなどとともに、サウジアラビアの今後の対応も引き続き注目される。

(秋山士郎)

(サウジアラビア、ロシア、ウクライナ)

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