南部ロンアン省、2つの工業団地を新設へ

(ベトナム)

ホーチミン発

2022年04月28日

日系製造業も多数進出している、ベトナム南部ロンアン省で新たな工業団地開発が進んでいる。ベトナム政府は4月19日、首相決定489/QD-TTgおよび同490/QD-TTgにより、南部ロンアン省における2つの新たな工業団地開発に関するインフラ投資・建設プロジェクトを承認した。

ホーチミンの南西に隣接するロンアン省は、2022年4月現在、35の工業団地および62の産業用地があり、多くの日系企業(131社)が進出している(注1)。在ホーチミン日本総領事館によると、メコンデルタ地域の中では進出日系企業数が最も多い省で、進出日系企業の業種も飲料製造、食品加工、木材加工・製造、家畜飼料製造、電子・精密機器製造など多岐にわたっている。同省に進出している日系企業の中からは、同省に所在する工業団地がホーチミン市中心部から車で1時間ほどの至近の距離にあるほか、空港や港が近いことなどの地理的優位性のメリットを、進出の理由の1つとして指摘する声も聞かれる(注2)。

今回承認された2件のうち、首相決定489/QD-TTgにより承認されたタンドランド工業団地は、ロンアン省ベンルック郡のルオンホア村およびタンホア村において、250ヘクタールの用地が開発される。

プロジェクトの総投資額は3兆1,445億4,900万ドン(約176億円、1ドン=約0.0056円)で、そのうち民間投資家の出資額は5,500億ドン、公的資金の動員は2兆5,945億4,900万ドンを予定している。民間投資家は、地場不動産会社のタンドランド(ロンアン省所在)だ。

また、首相決定490/QD-TTgにより承認されたロックザン工業団地は、ロンアン省ドゥックホア郡のタンミー村、アンニンドン村およびロックザン村において、466ヘクタールの開発用地が対象となる。

プロジェクトの総投資額は5兆1,982億3,000万ドンで、そのうち民間からの出資は7,797億3,000万ドン、公的資金の動員は4兆4,185億ドンを予定。民間による出資分は、ホーチミン市北西に位置するタンフーチュン工業団地の開発会社でもあるノースウェスト・サイゴン・アーバーン・ディベロプメント(ホーチミン市所在)が担う。

2つの工業団地の開発期間はいずれも3年以内とされており、ロンアン省人民委員会が同省経済区管理委員会に対して指示の上、投資家による出資状況を含めた開発の進捗状況を管理する。

(注1)出所はロンアン省外務局へのヒアリング。

(注2)出所は在ホーチミン日本国総領事館ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。同ウェブサイトは、ロンアン省の投資環境上の魅力や日本とのつながりについても記載がある。

(村岡一機)

(ベトナム)

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