投資・対外経済関係省、投資円滑化ツールを発表

国軍が全権を掌握しているミャンマーの投資・対外経済関係省投資企業管理局（DICA）は4月1日、投資を円滑化するためのツールを紹介するイベントを開催した。目的は投資分野のサポートや、オンラインサービスの向上、投資家の負担軽減、投資アフターケアサービスの提供、手続きの合理化・簡素化・透明性の向上などとしている。

イベントでは（1）DICA Online Solution（DOSo）、（2）ワンストップサービスのための標準作業手順書（Standard Operation Procedures for One-Stop Service）、（3）コスト調査レポート2022（Cost of Doing Business in Myanmar Survey Report 2022）、（4）DICAのアンドロイドアプリの4つが紹介された。標準作業手順書とコスト調査レポートはDICAウェブサイトからダウンロード可能だ（コスト調査レポートは容量が約300MBあるので、ダウンロードの際は注意が必要）。

DOSoは投資関係者とのミーティング予約をオンラインで行うツールで、投資に関するさまざまな問い合わせに対応できる。標準作業手順書は政府のライセンスや許可証の申請手続きを明確にし、コスト調査レポートは地域・州ごとの土地や建物、賃金、税金、輸出入書類に関するデータが記載されている。DICAのアンドロイドアプリはDICAの活動や連絡事項、投資データ、ビジネスパーソン向けのよくある質問と回答を提供するとしている。

（アジア大洋州課）