アルゼンチンの地上アナログ放送、2023年9月30日に停波

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2022年04月22日

アルゼンチン政府は3月29日、政令156/2022号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて、地上アナログ放送の停波日の決定を公布した。停波日は地域により異なり、ブエノスアイレス市およびブエノスアイレス州は2022年9月30日、最も遅い北東部は2023年9月30日(添付資料表参照)。国営放送局のアルゼンチン・ラジオ・テレビ国営放送(RTA)は、2022年6月30日に放送を停波する。

アルゼンチンでは、政府が2009年8月に地上デジタルテレビ放送規格に日伯方式(ISDB-T)の採用を決定し、2019年8月までに地デジへの完全移行を目指していた。その後、2019年3月に停波を延長し、停波日を2021年8月31日としていた。しかしその後も、新型コロナウイルス感染拡大により移行作業が停滞したため、今回の政令により新たな停波日が設定されるに至った。

アルベルト・フェルナンデス政権は2020年6月、コネクティビティ強化に379億ペソ(当時の為替レートで約5億7,000万ドル)を投じる「プラン・コネクタール2020-2023外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注)」を発表。人工衛星の打ち上げ、光ファイバー網の敷設、データセンターの建設と並んで、地上デジを4つの取り組みの柱の1つに据えていた。

政令156/2022号は、経済的な理由により地デジ放送の開始が困難な放送事業者が必要とする技術を導入するため、以下を規定している。

  • 監督官庁である国家通信機構(ENACOM)が融資を行うことができる
  • 今後、工業生産・開発省がISDB-T方式に対応したテレビ受像機の輸入や流通に関する規制を講じる。

(注)スペイン語で「接続する」の意味。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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