関税免除品目に農畜産生産資材39品目を追加

(コロンビア)

ボゴタ発

2022年04月06日

コロンビア政府は4月4日付法令504号を公布し、追加のインフレ対策として、農畜産関連の生産資材39品目の関税を12カ月間免除することを決定した。また、3月3日付法令307号で定めた(2022年3月7日記事参照)関税免除165品目のうち、36品目について免税期間を6カ月延長することも定めた。

今回12カ月間の免税対象に指定された主な品目は以下のとおり。

  • ペニシリン、抗生物質、ホルモン剤、ビタミン剤などの獣医用医薬品
  • 発芽阻害剤、植物成長調整剤、殺虫剤、除草剤
  • 硝酸マグネシウム、クエン酸、クエン酸塩、クエン酸エステル

免税期間が6カ月間延長される主な品目は以下のとおり。

  • 栽培用の球根類、穀物ペレット
  • クローバーの種子、飼料の種子、果物または樹木の種子
  • 小麦調製品、子牛用の代用乳、肥料

2月の消費者物価指数は単月で1.63%、年率で8.01%に達している。政府は追加の対策を導入することでインフレ圧力を緩和し、食品の価格高騰を抑制することを目指す。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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