国土交通部、国際線の日常回復方策を発表、6月から金浦空港の国際線再開へ

(韓国)

ソウル発

2022年04月08日

韓国国土交通部は4月6日、これまで新型コロナウイルス感染拡大に伴って縮小した国際航空ネットワークを3段階に分けて正常化する「国際線段階的日常回復方案」を発表した。

1.第1期(2022年5~6月)

新型コロナウイルス感染拡大前と比べて運航規模が8.9%まで縮小した国際線を、2022年5月から毎月、週100便ずつ増便する(注1)。地方空港でも国内の予防接種完了者を対象に、5月に務安空港、清州空港、済州空港、6月に金浦空港、襄陽空港の順で、国際線の運航再開を予定している(注2)。

2.第2期〔2022年7月~エンデミック(一定の季節や地域に流行する感染症)化対応に転換〕

国際機関の旅客需要回復見通しや、2022年の仁川空港旅客の需要、航空会社の運航需要調査結果などを総合的に考慮して、2022年の国際線回復目標を50%に設定し、7月から国際線を毎月週300便ずつ増便する予定(注3)。

3.第3期(エンデミック化以降)

全ての航空政策を正常化する予定。

(注1)新型コロナウイルス感染拡大前は週4,714便の運航だったが、4月現在、週420便と大幅に縮小している。5月に週520便、6月には週620便に拡大する予定。

(注2)なお、4月から金海空港と大邱空港の国際線再開を予定。

(注3)7月に週920便、8月に週1,220便と拡大し、11月から週2,420便まで拡大する予定。

(当間正明)

(韓国)

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